扉絵
[作業日誌]
- 08時00分、251。
- 朝、どうしても解釈できない箇所があったので大先輩とTEL。社内にワイの専門分野で実務まで含めた内容をディスカッションできる相手が居ないのはつらい。
- どの分野でもそうだろうけど、少なくともワイの専門分野は職人芸なので子弟制度が崩れると、行きつく先は講座のお取り潰しとなる。それで、新しい人が来たとしても最先端の先端を逝っちゃってるから、社会を支える基盤技術がわからない人が増えてしまう罠。
- 私大だと最先端の先端の先端を逝っちゃってる人が集まりやすいから、基礎分野を教えらえる教員がいなくなり、非常勤でまかなっているのを目の当たりにした。その分野は学科にとって基礎中の基礎なのに、それを外注するってどうなのかねと思った。
- 13時00分、60分を1回転。廃業から案件を引き継いだのはいいけど、肝心のブツが図面指示と違っていて、なぜそうしたのか、そうなったのかは、もういない当事者しかわからない、というババを引かされたね。どうやって保証するつもりだろうか。
- 15時20分、観察。5検体あるが小さいから気が楽。まず2検体から。20年前の瑞典製なのはいいけど、むちゃくちゃで草。Microstructureを見れはあかん処理だった証拠が残ってるから、きっと面白いぞ。あとの3検体は、何も考えずに分析。教科書通りのHTO。それしかないし、それ以外だったらミラクルだ。
- データ整理や打電していたら遅くなってもうた。やってもやっても終わらないし、肝心なことが手につかない。
- 20時24分、258。