- シアターガッツの東京公演@シアターモリエールを観に行った。
- 演目は『ウルトラコージ』。ウルトラマンに強引に任命されたサラリーマン・三上光司の話。へなちょこだったウルトラコージが、地球の平和を守るウルトラマンの一員として成長するストーリー+彼女と地球の平和の天秤。
- 藤元演じる先輩ウルトラマンの指導が笑える。戦いの後は正座で反省会。
- 戦闘時、へっぴりのコージがやられそうなとき怪獣に向かって”マテ!マテ!”の効果音は笑える。ココイチのカレーをたんまり喰った後の戦闘でお腹にパンチを喰らったコージが吐いたゲロを見た怪獣が逃げ出すシーンに、情けなさで爆笑した。
- 地球防衛隊(略して、地防隊)も出てくるが、地防隊の基地が居酒屋で隊員全員がフリーターとか定職を持たない者ばかりで、職が決まった隊長が田舎に帰ったりと、微妙感を漂わせていた。
- ウルトラコージに任命された光司が彼女と地球の平和をどちらを取るかの選択が出てくるけど、終始、怪獣物語で終わらせない味付けなのか、こういう類の話では外せない設定なのか。また、おっぱい星人が敵のコージに恋をするストーリーは、本家ウルトラマンシリーズでもあったような気がするけど、ここはスパイス的な部分かな。
- シャチホコの反りは、かつての田中洋子さん?のえびぞりを思い出してしまった。
- ウルトラコージがおっぱい星人のラスボスを倒してウルトラマンの一員として独り立ちし、彼女への気持ちを固めてEND。
- 今回は話があちこち飛ばない変りにストーリーは薄いかも知れないが、お笑いとお約束をシンプルに楽しむって感じで観ると良いかも。
- メガトン・チェリー・ボムでは、それぞれ抱えている問題が持ち上がり、最終的なオチはどこに注目すればいいのかちょっと迷う所があった。自分はきっちりしたオチのあるストーリーが好みだった事を思い出した。洋画の好みもそうだったんだ。
- 演技の巧い・下手はよくわからないけど、台詞が平坦だったり、インパクトを出すため後に繋がらない一発の設定ならいらないのでは?とも思う所もあったり、ちょっと強引な面白さで引っ張っていたようにも見える。これが毎度感じるガッツテイストなんだけど、この辺はガッツが好きか・嫌いかで相当意見が分かれる部分だと思う。劇場の小ささに救われている感じもしたな。
- 新グッズに台湾カップラーメンがあったけど、500円は高いなー。少量生産だから、コストはかかっているんだろうけど。
- 次の東京公演は来年か。遠いな。今回の作品は面白かったけど、劇団の将来がどうなるか心配してしまう作品でもあった。