俊輔を起用しないことでサッカーをガラリと変える必要があった。中盤の底に阿部を起用し守備力を上げ、両サイドに大久保と松井を配置することで攻撃に人数をかけず個々で打開する展開となった。パスが回らなくなり、ボール保持も難しくなった。
- パスはコンパクトに回っていたと思うし、個々の力で局面を打開できないサッカーなら、いつまでたっても上にはいけなかったと思われ。
- 今まではチンタラパス回ししてるから勝てなかったし、個々の力と組織力の融合が日本の強みであり、日本の理想とするサッカースタイルだと思う。理想のスタイルを完成させるためには、点取り屋の登場を待たねば。
- 逆に言うと、中村俊輔さんはベンチで最高のパフォーマンスを発揮していたと思う。俊輔さんは誕生日にベンチで決勝進出を見られたし、最高の誕生日プレゼントになったに違いない。
理想をかなぐり捨ててまで、勝ちにいった。だから指揮官は「この日の勝ちよりカメルーン戦の1勝の方が大きい。あの1勝がなければ、何も起こらなかった」と言った。
- ゴタゴタがありやる気のないカメルーンとはいえ、あの一勝は大きいことは言うまでもない。